PRESS RELEASE

マテリアライズ、3Dプリント向けCADおよびメッシュの新機能を備えたMagics 26を発表

May 17, 2022

新しいワークフローにより、効率的なパーツ編集と造形準備の両方が可能に

Detroit(USA) - 2022年5月17日 3DプリントソリューションのグローバルリーダーであるMaterialise(Nasdaq: MTLS)は、RAPID+TCTカンファレンスにて、業界をリードするデータおよび造形準備ソフトウェアの最新バージョンであるMagics 26を発表します。Magics 26は、既存のメッシュ機能に加えネイティブCADワークフローをサポートし、これにより、ユーザーは、それぞれの3Dプリントプロジェクトに最適なワークフローを選択することで、品質を維持しながら生産性を向上させることができます。 

CADとメッシュのワークフロー両方の長所を生かす

3Dプリント用のファイルを編集・準備する場合、メッシュとCADにはそれぞれ独自の利点があります。CADは、メッシュよりも高い解像度でパーツを編集できます。メッシュは一貫したファイル形式で、特に造形準備の段階で、今日の業界標準の3Dプリンターでの品質と互換性を保証します。メッシュファイルのフォーマットには、パーツをスライスして3Dプリントを開始するために必要な3Dモデルの内部と外部に関するすべての情報が含まれています。 

Materialise、プロダクトラインマネージャーのEgwin Bovynは、「3Dプリントのデータ準備において、メッシュとCADを組み合わせることが今後の方向性です。」と述べています。「メッシュベースのプロセスは、現在の3Dプリント技術において、データおよび造形準備のアプリケーションとオペレーションに大きな利点をもたらしています。Magics 26でCADベースのワークフローを導入することで、当社のソフトウェアの将来のバージョンでのハイブリッドなワークフローを強化する道となります。」

3Dプリントプロジェクトごとの最適なワークフロー

Magics 26では、編集、修正、分析、造形準備のために、メッシュベースのパーツシーンとプラットフォームシーンに加え、ユーザーがCADベースでパーツ編集ができるパーツシーンを導入しています。ユーザーは、3Dプリントプロジェクトの要件に基づいて好ましいワークフローを選択し、メッシュまたはCADフォーマットでパーツを編集することが可能になります。

パーツ編集のための新しいCADワークフローは、設計とデータ準備の間における緊密な調整や頻繁なやり取りを円滑にします。CADネイティブなフォーマットでパーツ編集・保存をすることで、Magicsユーザーはパーツの整合性を維持し、よりクリーンで高解像度のCADファイルを使用することができます。これにより、何度も設計し直す時間を短縮し、ファイル形式間の移行で発生しうるエラーを防止することで、安定性と再現性を向上させることができます。このCADワークフローでは、造形準備に移行する前に、3Dプリントへの最適化の準備が整うまで、パーツの調整と編集を行うことが可能です。  

「Magics 26では、CAD設計ソフトウェアに戻ることなく、簡単にCADモデルを修正することができます」と、Sirris社のアディティブ・マニュファクチャリングデザイナーであるAstrid Dejosé氏は語ります。「アプリケーションを切り替えることなく、Magics 26に留まる方がとても効率的です。」とも述べています。

造形準備とプラットフォーム統合の改善

Magics 26 は、新しいメッシュ機能も提供いたします。改善されたサポート生成機能と高度な自動配置により、廃棄率を下げ、生産性を向上させることが可能となりました。フレキシブルなコーンサポートとツリーサポートは、補強により造形の安定性を向上させることができます。また、電子ビーム溶解(EBM)およびBinder Jettingによる生産では、高度な自動配置により、パーツ密度の向上とパーツ間のサポート生成のオプションが提供されます。このサポート生成機能により、熱放散が改善され、反りが減少し、造形中にパーツが融合するのを防ぐことができます。 

量産とマスカスタマイゼーションに向けたオペレーションの拡張に関心があるMagicsユーザーには、 Materialiseが最近発表したソフトウェアプラットフォームであるCO-AM との将来の統合が可能になるというメリットがあります。CO-AMは、Link3Dの買収に基づくもので、完全に合理化された拡張可能なワークフローにより、メーカーのAMオペレーションの計画、管理、最適化をより良い方向へと導きます。3Dプリントは、一貫して信頼性の高いパーツを大規模に生産する能力があることを証明しました。CO-AMにより、Materialiseは、製造依頼から受注処理まで、量産向け3Dプリントのプロセス全体を単一のプラットフォームでサポートいたします。 

Magics 26は5月24日より提供開始となります。

5月17日から19日までデトロイトで開催される2022 RAPID+TCT ConferenceのMaterialiseブース(#3108)ではソフトウェアのデモをご覧になれます。

また、Materialiseソフトウェアのエキスパートが5月24日に無料のウェビナーを開催し、Magics 26の最新のアップデートを紹介いたします。ウェビナーへの参加登録は こちら からお申込みください。ウェビナーは英語での配信となります。ウェビナー録画も後日公開される予定です。 録画配信には日本語字幕が追加される予定です。

Materialiseについて

Materialiseは、30年にわたる3Dプリントの経験をさまざまなソフトウェアソリューションと3Dプリントサービスに反映させており、これらが一体となって3Dプリント業界の屋台骨となるバックボーンを形成しています。Materialiseのオープンで柔軟なソリューションにより、ヘルスケア、自動車、航空宇宙、アート、デザイン、コンシューマー製品など、さまざまな業界のプレイヤーが、世界をより良く、より健康的な場所にすることを目的とした革新的な3Dプリントアプリケーションを構築することができます。ベルギーに本社を置き、世界中に支社を持つMaterialiseは、業界最大のソフトウェア開発者グループと、世界最大級の3Dプリント施設を兼ね備えています。

Materialiseの詳細については : www.materialise.com/jaをご覧ください。

Materialise press contact

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